急激な円高へ
ドル円のトレンドが明らかに変わりつつある。アメリカは12月12-13日のFOMCで利上げをしないことがほぼ確実で、3回連続で利上げナシとなる。利上げ局面は終了し、来年の前半にも利下げに転じるのでは?というのが市場のコンセンサスだ。
一方で日本はというと、ようやくマイナス金利政策の出口戦略をどうしようかという段階にきた。アメリカやユーロと比べるとずいぶん周回遅れになってしまったものだ。
ともあれ長期的に見てアメリカは利下げ、日本は利上げの方向に動いていく見通しだ。そういった状況の中で12月7日にドル円は一日で5.6円も円高となり、一時1ドル=141円70銭をつけた。日銀の植田和男総裁が同日午前の参議院財政金融委員会で「(金融政策の運営は)年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言したことがキッカケだ。
ドル円ロングポジションの解消
僕は金利狙いで3万ドルのロングポジションを持っていたのだが、あまりの円高の勢いに押されて全部のポジションを解消した。損失は18万近くなったが、おそらく来年には1ドル=130円くらいにはなるだろうから、これでも早めの損切りだったと自分に言い聞かせている。
おそらく2024年から2025年前半にかけてアメリカの利下げ局面が終了し、その頃には日本の利上げ局面も終わっているだろう。またロングポジションを持つのはそのタイミングまで待った方がいいかと思われる。
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