株式投資の目的
資本主義の世の中において株式投資の1番の目的は「利益を獲得する」ことです。株主は株式会社に出資する見返りとして金銭的なリターン(利益)を得ることを目的としています。
利益を獲得する方法としては、大きく以下の3パターンに分かれます。
- インカムゲイン・・・定期的な配当金による収入
- キャピタルゲイン・・・価格の上昇した株式を売却することによる売却益
- インカムゲインとキャピタルゲインの両方
どのゲインを狙うのがよいか?というところですが、これは各投資家によって変わってきます。
富裕層(お金持ち)の投資方法、中間層以下の投資方法
まず富裕層(お金持ち)の投資方法ですが、彼らは低い利回りのものに投資をしたとしても元手が大きい分、リターンの絶対額は大きくなります。そのため、鉄道関連株や通信関連株のような価格変動リスクが小さい銘柄に投資したり、数多くの銘柄に投資することでリスク分散を図ることが最適な投資方法だと言われています。特にリスク分散という点では、日経平均やTOPIX、アメリカであればS&P500やダウ平均などのインデックス(指標)と連動する投資信託に投資することで、ほとんど時間を割くことなくかなりリスク分散された安全な投資が可能となるので、効率的にリターンを得られます。
上記はパッシブ投資と言われていますが、富裕層は配当によるインカムゲイン狙いやパッシブ投資で比較的安全にリターンを得ることが可能です。
一方で私のような中間層以下の投資方法については、元手が少ないため低い利回りのものに投資していては満足のいくリターンは得られません。お小遣い稼ぎ程度でも良ければ富裕層と同じようにすればいいと思いますが、多くの人はそうではないはずです。
そのため、中間層以下ではキャピタルゲイン狙いの投資が最適だと考えています。また、パッシブ投資のようにリスク分散し安全にリターンを稼ぐことも大切なのですが、リスクを軽減することによってリターンも小さくなってしまうため、個別銘柄の状況について調査し、ある程度リスクをとった形で投資していくのが良いと思います。富裕層とは違い、まとまったリターンを得るためには時間を割き、リスクを取らなければなりません。
キャピタルゲイン(売却益)を獲得するには?
キャピタルゲインを獲得するためには、当たり前の話ですが買った価格より高く売ることが必要です。高く買ってもさらに高い価格で売ることができればそれもキャピタルゲインです。とはいえ、初めに高く買ってしまうとその後株価が全然上がらず何年も塩漬けになってしまうことがあり、やはり安く買って高く売る、ということがキャピタルゲイン狙いの株式投資の王道です。
次回はどうやって安く株式を購入するか?、その判断の方法について書いていきたいと思います。
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